木のぬくもりを感じながら庭の景色を愉しむこと
度会郡K様邸
弊社で家づくりをしようと思った決め手はどんなことですか?
イエベンに参加した家が無垢材をふんだんに使っていてとても素敵でした。また、真冬なのに部屋の中が暖かくて快適で、こんな家に住みたいなと思いました。大手のハウスメーカーもいくつか回ってみたのですが、家を設計して建てるまでのペースがとても慌ただしく感じてしまいました。一方で、せこ住研さんは私たちのペースに合わせてゆっくりと着実に進めてくれそうだったこと、また家族のこだわりも存分に叶えてくれると感じてお願いすることにしました。また、耐震性能や断熱性能といった安全面や機能性に関しても、非常に高いレベルだということを知り、安心して家づくりを任せることができました。
家づくりの過程で『楽しい!』と感じた思い出やエピソードを教えてください。
まっしろな図面に、私たちの希望に合わせて間取りを一から考えられたことが楽しかったです。また、設計士の方が私たちの家のイメージに合うように様々な種類の木を提案してくれて、私たちの想像を遥かに超える素敵な家に仕上がっていくのが実感できました。特に印象に残っているのが、休日に設計士の方から電話があり、何事かと少し心配して出てみると「今、材木市でパオローズという木を見つけて、大黒柱にピッタリやと思うからどうですか?」と初めて聞く木の名前を勧めてくれたことです。最初は少し不安でしたが(笑)、完成した大黒柱をみて大満足でした。そのほかにも、玄関やキッチンの一枚板など、唯一無二の素敵なたくさんの木に出会えたことも楽しかったです。
家づくりの過程で『大変だ・・』と感じた思い出やエピソードを教えてください。
すべて自分たちで決められるところが楽しい反面、自由すぎてどうすればいいのか悩む場面も多かったです。また、夫婦で家づくりに対する考え方が違っていて、それぞれのこだわりをどうすり合わせ、やりたいことをどう盛り込むかが大変でした。
お客様が家の設計時にこだわったこと(依頼したこと)について教えてください。
キッチンが家事をするだけの場所ではなく、みんなで集まって楽しめる空間にしたいという思いがありました。そこで、南北に風が抜ける大空間のリビングと、そこから続く作業スペースの大きなアイランドキッチンを造ることが第一希望でした。また、ウッドデッキへと続く大きな掃き出し窓から、太陽光がいっぱいに入ってくれる明るいリビング空間にもこだわりました。あと、地味な点ですが、家事動線を意識した回遊できる間取りや、ファミリークローゼットの位置、脱衣所と洗面所を分けること、小屋裏の空間、雨に濡れないガレージスペース等、日々の暮らしを少しでも快適に過ごせる空間を意識しました。
家の中のお気に入リスペースを教えてください。
リビングが一番のお気に入りスペースです。緑色の外壁に庭の芝生とレンガ造りの水栓とがマッチしている外観も好きです。
どんなところがお気に入りですか?(気に入っている理由)
リビングから眺める空間全てです。そこからキッチンを向けば、ステンレス1枚板のアイランドキッチンとタイル張りのガスコンロがカッコイイ空間を演出しています。また、家の中の木のぬくもりを感じながら、大きな窓を通して庭の開放的な景色を愉しむこともできます。天井に目を向けると、立派な梁と吹抜けの天井にラオス松の壁板がアクセントとなり、おしゃれな雰囲気をかもし出しています。リビングがこの家の良さを一度にたくさん味わえる場所だと思います。家の外観は緑色の外壁と茶色のウッドデッキに、庭の芝生とレンガで造ってもらった外水栓が良くマッチしていると思います。
お客様宅での暮らしの楽しみ方を教えてください。
晴れた日に子どもが芝生で遊びつつ、バーベキューをしながらウッドデッキでのんびりくつろぐのが最高の時間です。ウッドデッキでちょっとお茶を飲むだけでも、そこがカフェに早変わりします。家族でウッドデッキからお月見ができたのもいい思い出になっています。また、広いキッチンで家族みんなでご飯の準備ができるのが、日常のささやかな楽しみとなっています。
これから家づくりをされる方に、家づくりの先輩として何かアドバイスをお願い致します。
後悔のないようにやりたいと思ったことはあきらめずにやったほうが楽しいおうちになると思います。アイデアを自分の中でまとめて、形にしていくには時間がかかります。建築士の方と相談しながら、納得いくまで時間をかけて、気になることはどんどん聞いていくのがいいと思います。夫婦で考え方も違うので、喧嘩してでもお互いに納得しながら進めていくことも大切だと思います。家づくりはしんどかったですが、とても楽しい思い出になりますよ。