迎える家

伊勢市

迎える家

町に向かって低く配置した平屋部分。木壁と格子が街並みに調和する。

L型プランにすることで、通りの視線を気にすることなく生活することができる。

ザ・リビング階段。桧で出来たオブジェのようだがLDKのパーテーションも兼ねている。

もう一つの主役、せこ住研オリジナルの特製キッチン ステンレス天板も弊社設計、キャビネットも設計から製作まですべてせこ住研で。自社倉庫の木材を使うから体にも優しい。

LDKと寝室の間に取ったスタディーコーナー。ちょっと落ち着いて作業したい時にはぴったり。

ウッドデッキにそのまま出れる物干しスペース。(ポール、棚板がつきます)

建築概要
敷地面積422.3㎡(127.7坪)
床面積1階87.3㎡(26.4坪) 
2階35.31㎡(10.6坪) 
計122.61㎡(37.0坪)

この家を設計した人

世古 隆伸
世古 隆伸

代表取締役 / 一級建築士

建築の最小単位「家」には無限の可能性があります。 お客様とともに資産になる家づくりをしてきたいと思います。

設計士のコメント
土地探しに10年の時を要した施主様が手に入れた土地は駐車場としての姿をそのまま残しており、交通量の多い道路から見晴抜群(!?)であった。ただ交通量は多いものの、図書館や神社も近く落ち着きを感じさせるこの土地で、前面道路を気にせず静かに暮らせる家づくりが設計のテーマとなった。 ヒアリングの結果、諸条件をクリアするべくリビングを前面道路から隔離してプライバシーを確保するL字プランとした。L字型プランにしたこと、せこ住研の十八番である車寄せを効果的に配置したことで一階部分の屋根が南北に伸びた美しいフォルムになった。 屋根をどれだけ低くできるかは美しさに繋がる(と思っている)。「形態は機能に従う」とは建築家ルイス・サリヴァンの言葉であるが同等の機能を担保できるなら美しいほうが良いに決まっている。 木の家が好きという施主様に向けて特製の桧階段をリビングの主役に置いた。玄関から入った客人に「こんにちは、階段です」と主張しているようである。 壁から独立したことで階段はパーテーションとしての機能を持った。 ダイニングとキッチンはとても落ち着く空間に。 車寄せから勝手口、パントリーへの動線、ウッドデッキに面したランドリールームなど裏方のスペースを充実させることで美しく住める一棟になった。