ひとつながりの空間・旧建具が活きる住まい

伊勢市

ひとつながりの空間・旧建具が活きる住まい

小屋裏まで全て利用した無駄のない空間

キママ倉庫に眠っていた、旧建具を活用したLDK。太い大黒柱、太鼓梁で組んだ構造材現し空間は圧巻。

キッチン天板、カウンター、テーブル、テレビ台をモンキーポッドに統一。旧建具と上手く色合いがあって空間を引き締める。リビング掃き出し窓は幅3.4m。ヘーベシーベーで軽く開閉できるのが嬉しい。

2階ホール。吹き抜けに面した手摺部分には旧家の4枚障子でいつでも開閉ができる。

背面には本棚付書斎コーナーを設けた。書斎カウンターもモンキーポッドで統一した。

一部吹き抜けに面した2階寝室。床は6畳分を畳敷とした。小屋裏にするには惜しい広さなので屋根形状なりのスペースに。

建築概要
敷地面積 415.49㎡(125.68坪)
床面積1階50.55㎡(15.29坪)
2階36.76㎡(11.13坪)

この家を設計した人

世古 欽史
世古 欽史

相談役

『太い柱や大きな梁と同居することで豊かな気持ちに』という家への想いは現在進化中なのであります。

設計士のコメント
「iebenへの初来場はチラシを見て」 そうおっしゃるご夫妻は、まず”空気のきれいな家・パッシブソーラーの家・化粧しない素顔の木の家”をご希望されていました。 もちろん高い断熱性能を損なうことなく旧家のたたずまいを、とのことでした。 そこから家づくりがスタート。 小屋裏をそのまま見せ、一階天井も2階の床裏をそのまま見せることで省工程に。 居間の木製窓には3.4m幅x高2.3mの高気密断熱木製サッシを採用、居間空間がより広く感じられるようになります。 深い軒屋根と相まってご希望のパッシブソーラーもバッチリとおさまり、そこから軒屋根を延長し車寄せを取付して、雨の日も玄関への出入りがスムーズに。 構造材、内外装材全て県産ヒノキと杉100%でできたおうちが完成しました。