おうち丸ごとリノベーション
伊勢市
丸ごとリノベで夏涼しく冬暖かいおうちを手に入れる
写真左が既存部分、写真右勾配天井が増築部分。既存部分はLDKだったがリノベーションでⅠ型のDKとし、増築部分にリビングを配置した。キッチン背面収納は3.6mを超えるカウンター。アッシュ材を上手く接いでいる。
リビング横に設けた小上がり和室。壁はパイン材の板張りとし、リビングからの一体感を重視した。
奥に続く小さな入口から先は書斎コーナー
2期工事でリノベーションした2階。右奥のみゲストルームとして20帖の大空間のフリースペースに。
新たに入れた大きな太鼓梁2本と柱で支える構造が安定感を出している。(写真正面は一部小上がり)
2階は全て源平杉を使用し1階とは違った雰囲気に。
階段もリノベーションし上がる方向、階段数も変更した。新築と同じヒノキ材の階段と手摺。
(写真左)ウォークインクローゼット。奥は小上がり和室襖で和室からも出入りできる
(写真右)書斎コーナー可動本棚
(写真左)カウンターは脚が下ろせるように。
(写真右)増築部分からデッキを設けたプライベート重視の外構で道行く人の目線を遮る。
(写真左)新たに設けた門塀。玄関扉も新調し断熱性の良い木製ドアに。ポーチタイルも張り替えた
(写真右)玄関ホールのタイルは既存のまま利用した。置き型の下駄箱はせこ住研のオリジナル製
建築概要
敷地面積 | 219.71㎡ (66.58坪) |
床面積 | 1階95.23㎡(28.85坪)*増築部分13坪含む 2階52.17㎡(15.8坪) |
この家を設計した人
設計士のコメント
当初、増築工事をご希望とのことで打ち合わせをスタートしました。購入された築5年の建売住宅はまだ新しかったのですが、キッチン周りの使い勝手や収納の問題、また和室が欲しいとのご要望があり、リノベーションと増築を同時に行うことになりました。さらに、断熱・気密性が不十分だったため、キッチン以外の水回りを残しながら断熱改修も実施することにしました(増築部分だけを高断熱・高気密にすることも可能ですが、既存部分と間仕切りなしでオープンにつなげることは難しくなります)。
元々のLDKはリノベーションを行い、WIC(ウォークインクローゼット)やDK(ダイニングキッチン)を新設しました。増築部分にはリビング、和室、そして隠れ家的な書斎コーナーを設けました。外部には外断熱を施し、外壁はガルバニウム鋼板と塗り壁に作り替えました。これが第一期工事で、この時点ではまだ2階の室内は以前のままでした。
そして1年半後、第二期工事として屋根の断熱改修と2階のリノベーションを施しました。第一期工事で外壁は新築同様に断熱改修が完了していたため、第二期では屋根の断熱パネル工事を行いました。階段も付け替えた2階は以前のように個室を設けず、大空間とし、1室だけを設けた個室はゲストルームとして使用しています。