神宮林を望む2階リビングの家

伊勢市

神宮林を望む2階リビングの家

敷地を有効利用しながら地域になじむ外観と静かに暮らせる間取り

屋根断熱が標準施工のため、勾配を活かした2階LDKでも夏暑くないつくり。腰窓のため、安全を考慮し縦滑り出し窓とFIX窓で沢山の光を取り入れるように。全てせこ住研オリジナルの造作家具で統一。

客間としても使える和室。普段は階段への光を届ける3枚引き違い建具部分も、閉めれば個室に出来る便利な一部屋。

オリジナルキッチン、天板はステンレス製。せこ住研が作るキッチンのためシンクから下の収納まで好きな寸法で作れるのが魅力。背面収納も全て手造り。レッドオークのカウンターは3.5mあり鍵状に接いでいる。これも家具工事担当の大工工事のなせる技。

外壁はヒノキのクリア塗装と塗り壁で地域に馴染んだ色合いに。手造りの玄関も色を揃えた。建蔽率クリアのため2階のみオーバーハングさせた部分が勝手口の屋根となり母屋へ濡れることなく出入りできる。軒天はヒノキを使用。オーバーハングの天井仕上げと玄関の天井仕上げを揃えてスッキリとさせた。

建築概要
敷地面積200.58㎡(60.78坪)
床面積1階57.9㎡(17.51坪) 
2階61.40㎡(18.57坪) 
計119.3㎡(36.08坪)

この家を設計した人

木場本 菜穂
木場本 菜穂

設計・積算・現場管理 / 二級建築士

せこ住研のおうち作りは一から。同じおうちは一つもありません。 ぜひこだわりの住宅を一緒に建てませんか?

設計士のコメント
現場は伊勢神宮に程近く観光客も前面道路を行き交う、穏やかな中にも活気のある雰囲気が感じられます。 建て替えからのスタートで基準法改正などから既存住宅の位置には建築できないことがわかり難しい設計となりました。そして敷地の形状、隣地との高低差があり崖条例の考慮、道路斜線制限、また地域特有の条例(ここでは風致地区により建蔽率が40%しかない事)などで新築は前面道路沿いへの建築になるため、2階リビングでの生活をご提案。視線を気にすることなく23帖の広々としたLDKが実現しました。同じフロアには和室を作り旧家より受け継がれた思い出の柱もお引越し。これからも家族の成長を見届けます。 1階は完全プライベートゾーンとし、キッチン以外の水廻りは1階に配置。1階土間スペースと2階書斎は万が一エレベーターが必要になった際に最低限の工事で取り付けできるようにしました。また階段はストレート階段とし、荷物の上げ下げの妨げにならないよう手摺は取り外し可能になっています。